
今回は、私が今取り組んでいる「薬草の畑づくり」について、少し詳しくお話ししようと思います🌿
耕作放棄地を「薬草畑」に
ずっと心にあった願い。それは、薬草を自分で育ててみたいという想いでした。
きっかけは、「黄花蒿(オウカコウ)」という薬草との出会いです。
黄花蒿は、がんに効果があるともいわれる植物。
「クソニンジン」という別名もあり、あまり知られていませんが、薬効が高いことで注目されています。
生の葉を手に入れて、発酵エキスを作りたくて探し回ったのですが、どこにも見つからず…
唯一見つけたのが、種の販売。
「それなら、自分で育ててみよう!」と決意して、家の近くの耕作放棄地を借りることにしました。
土づくりからのスタート
この畑、実は水道も通っていない土地。
毎回、大量のペットボトルに水を汲んで、キャンピングカートで運んでいます。
夏の水やりは本当に大仕事…でも、どこか楽しい時間でもあります
しかも、長く耕されていなかったため、土はカチカチで栄養も乏しく、発芽率も低い状態でした。
何十粒も蒔いた黄花蒿の種からは、一本も芽が出ませんでした。
畑って、そんなに簡単じゃないんだなぁと痛感した瞬間です。
発酵エキスで土壌改良
とはいえ、ただあきらめるわけにはいきません。
そこからは、発酵エキスを作ったあとの薬草の残りや、有機肥料を少しずつすき込んで、土づくりをスタート。

無農薬で、自然の力を借りて育てる「発酵のある暮らし」は、こうして畑の中にも生きています。
今、畑で育てているものたち
黄花蒿はまだ芽が出ていませんが、今では畑の一角に以下の植物たちが育っています。
- マンジェリコン(血糖・血圧・ホルモンバランスサポート)
- 唐辛子
- オクラ
- バジル
- 青しそ
今年の夏はとにかく暑く、プチトマトはたくさん花を咲かせたのに枯れてしまいました
でも、マンジェリコンは暑さに強く、今では元気に葉をつけてくれています。

このマンジェリコンは、レッスンや発酵エキスの活動を行っているインストラクターさん達にもシェアできたらと考えて育てていました。
そして、さっそく今日、愛知県のインストラクターさんの所へ旅立って行きました。
レッスンに役立ってくれると嬉しいです。
自然と向き合う、心の整え時間
畑仕事って、体力も時間もかかるし、夏は特に大変。
だけど、自然と向き合う時間は、自分の心も身体も整えてくれるような気がします。
野菜や薬草が成長していく姿を見ていると、じんわりとした幸せに包まれるんです。

小さな畑だけれど、私にとってはとても大切な場所。
これからも薬草の苗や種を手に入れて育ててみたいです。
薬草や野菜を無農薬で育てながら、発酵の知恵を活かした暮らしをこれからも続けていきたいと思います。