
ミネラル発酵アカデミー理事長の吉田が解説します!
先日、オオイタドリの発酵エキスを初めて仕込みました。
私が住んでいる浜松では、野山に自生しているのはほとんどが「イタドリ」で、オオイタドリは自生していません。
オオイタドリは主に東北地方や北海道に自生する植物で、最近では「階段の上り下りがつらい方に向けたサプリメント」のCMなどで名前を耳にする機会が増え、少しずつ知られるようになってきました。
そんなオオイタドリを、今回ご縁があって手に入れることができ、発酵エキスとして仕込むことができたのです。
イタドリとオオイタドリの違い
オオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)と、イタドリ(Reynoutria japonica)は、とてもよく似ていますが、実は別の植物です。
どちらもタデ科イタドリ属に属する近縁種ですが、大きさや葉の形、生育地などに違いがあります。
オオイタドリ

- とても大きく、高さ2〜4m以上にもなる
- 葉は大きく、ハート形で先が尖る

- 茎は太くしっかりしている

- 主に北海道・東北・サハリンなどに自生
イタドリ

- 高さ1〜2m程度
- 葉はやや小さく、丸みがある
- 茎は細めで、赤みを帯びることが多い
- 日本全国の野山に自生
| 特徴 | オオイタドリ (Reynoutria sachalinensis) | イタドリ (Reynoutria japonica) |
|---|---|---|
| 大きさ | とても大きくなる(2〜4m以上) | 小さめ(1〜2m程度) |
| 葉の形 | 葉が大きく、ハート形で先が尖る | 葉は比較的小さく、丸みがある |
| 茎 | 太くしっかりしている | やや細く、赤みを帯びることが多い |
| 原産地 | 主にサハリン・ロシア原産 | 日本全土に自生 |
| 開花時期 | やや遅め(夏〜秋) | 夏頃 |
| 利用 | 飼料やバイオマス原料として研究される | 山菜(若芽は食用)として親しまれる |
イタドリは「痛み取り」として親しまれてきた植物
イタドリは、日本中の野山に自生している身近な植物です。
若芽は山菜として食べられ、見た目はアスパラガスに似ています。
古くから民間療法の傷薬として使われてきた歴史があり、「痛みが取れる」ことから
「痛み取り」→「イタドリ」
と呼ばれるようになった、という説もあります。
オオイタドリに期待されている効能
オオイタドリは、イタドリと同様に、古くからさまざまな体の不調に用いられてきました。
一般的に知られているものとしては、
- 神経痛
- リウマチ
- 利尿作用
- 便秘
- 膀胱炎・膀胱結石
- 月経不順
- 疲労回復
などが挙げられます。
注目成分「レスベラトロール」
イタドリ・オオイタドリが近年注目されている理由のひとつが、強力な抗酸化物質「レスベラトロール」を含んでいることです。
レスベラトロールは、
- 抗酸化作用
- 抗炎症作用
- エイジングケアへの可能性
などが研究されているポリフェノールの一種です。
最近では、頭皮環境を整える成分としても注目され、スカルプケア製品に配合される例も増えています。
テロメアとレスベラトロールの関係
レスベラトロールは、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化する可能性があるとされ、間接的にテロメラーゼ活性に関与するのではないかと研究の中で示唆されています。
テロメアとは、細胞の染色体の末端にあるDNAの繰り返し配列で、細胞分裂のたびに少しずつ短くなります。

テロメアが短くなりすぎると、細胞分裂ができなくなり、老化やさまざまな不調の一因になる可能性があると考えられています。

一部の動物実験や培養細胞の研究では、レスベラトロール摂取によってテロメアの維持が示唆された例も報告されています。
※あくまで研究段階の知見であり、医療行為ではありません。
発酵エキスにすることで、より取り入れやすく
オオイタドリもイタドリも、そのままではえぐみを感じることがありますが、発酵エキスにすると、とても飲みやすく美味しくなります。

実際に、他のインストラクターからも
「イタドリの発酵エキスを飲み続けていたら、関節の違和感が楽になった」
という声が届いています。
発酵というプロセスを通すことで、植物が持つ力を、毎日の生活に無理なく取り入れられる。
それが、発酵エキスの魅力だと感じています。
自然の力を、やさしく日常に
自然界にある植物は、昔から人の暮らしとともにありました。
オオイタドリやイタドリも、そんな自然の恵みのひとつ。
これからも、自然の力を発酵の知恵で引き出し、体にやさしく取り入れる方法をお伝えしていきたいと思います。

